推しが燃えたオタクが『推し、燃ゆ』を読んだ
※長いです。あと、ネタバレがあります。
最近、よくスマホで本を読む。昔から読みたいと思う本はたくさんあれどなかなか書店まで買いに行くまで至らなかったり、後から見つけて中古で買っても結局積ん読になってしまった本がいくつかあった。
お気に入りのカップに紅茶とか淹れて、ソファに座ってゆっくり紙媒体で読むのが一番理想だけど、なぜか近年はその読書の時間を作るのが億劫で難しい。スマホを延々といじる時間はあるのに。
半年くらい前に、仕事の関係で勉強したいことがあって、でもこちらで日本の専門書を探すのが難しかったのと、見つかっても値段が高いこと、わざわざEMSで取り寄せるほどでもないし極力物を増やしたくないのもあり、初めて本をダウンロードした。今まで電子書籍には消極的だったけど、一気に読めた。スマホだと、読みたいと思った時にサクッとダウンロード出来て、サクッと読めるのが良い。しかも暗いところで画面を開くと黒い画面に白文字で表示してくれたり、読み途中でしおりを挟んだり出来る。レシピ本はスマホスタンドに立てて、見ながら料理できる。超便利じゃん!そこから味を占めて、この半年の間に何冊かダウンロードした。
『推し、燃ゆ』はツイッターで見かけたレビューと、そのタイトルに惹かれてダウンロードした。レビューを見て、この手の小説は読むなら今が一番良いと思って、落としたその日のうちに読んだ。小説の中にたくさん散りばめられた、今を生きるオタクの"あるある"をリアルタイムで読みたかった。オタクのネット文化はあっという間に生まれ変わっていく。今すぐ読まないと、ツイッターのタイムラインのように、この小説の面白さが上から下に流れていってしまう気がした。何年後かに「こんなのあったよね」と懐かしみながら読むことも出来ると思うけど。
ちなみに『推し、燃ゆ』の初版発行日は昨年9月。もしこれが10年前だったら掲示板や個人サイトが登場していただろうし、半年後なら話題の招待制アプリが登場したかもしれない。
『推し、燃ゆ』の主人公は、おもにツイッターに生息し、ブログを書き、インスタを見る、まさに令和に生きる現代のオタクだ。ツイッター構文(オタク構文?)を使って呟いたり、推しの誕生日にケーキを用意して推し不在の誕生日パーティーをしたり、インスタライブを見ながら食事を取ったり、推しがいる人なら共感できるリアリティが最初から最後まで詰め込まれている。
〈推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。〉
小説は、この衝撃的な一文から始まる。
かくいう私の推しも何度か燃えた。人を殴ることは決して無かったが。
長いことひとりの人間を応援していれば、【〇〇を応援してくださっている皆様に大切なお知らせ】というメールの件名や、「〇〇が……」「〇〇ちゃん……」という推しと自分の名前だけが並ぶただならぬ空気感のLINEの通知なんかに、背筋が凍り、指先まで冷たくなる感覚を味わったことがある人は少なくないだろう。
私は多分人並み以上にその経験がある。
推しに限って言えば、プライベートな画像の流出から、解雇、逮捕まで。私はそんな、経験する必要のない経験までして、そのたびに離れていくオタクがいたにも関わらず、生き残ってしまったサバイバーオタクである。
だからこそ、『推し、燃ゆ』を読み始めてすぐ、主人公あかりのオタクとしての顛末に興味が湧いた。(名前も同じだしね。)
多分、推しがファンを殴ったら、私はファンを辞めるだろうな。だけど、昔から何かあるたびに「警察のお世話にさえならなければ良い」って言ってたのに、推しが逮捕されても結局ファンを辞めなかったよね。って、ぼんやりと思いながら。
主人公はどうするのだろうか。降りるのか。はたまた擁護するのか。
感覚的には、推しが燃えたオタクのSNSを覗き見る感じだった。
主人公の推しである上野真幸は、ファンを殴って炎上したあと、公の場に姿を現した。主人公は、推しがリポーターに囲まれるその映像を何度も見ては、ルーズリーフにやりとりを書き起こした。
そして、映像の中で、「反省しているんですか」と怒鳴るようなリポーターの声に、「まあ」と答えた推しを見て、〈推しは「まあ」「一応」「とりあえず」という言葉は好きじゃないとファンクラブの会報で答えていたから、あの返答は意図的なものだろう〉と解釈した。
主人公はラジオ、テレビ、あらゆる推しの発言を聞きとり書きつけたものをファイルに閉じて保存している。溜まった言葉や行動は、すべて推しという人を解釈するためにある。なぜなら「誰にもわからない」とファンさえも突っぱねた、上野真幸の見ている世界を見たいから。主人公のスタンスは、推しを解釈し続けることにある。
上野真幸はファンを殴るような人ではない、と主人公は解釈していた。だから、今回の事件のように解釈違いを起こせば、主人公は考える。実はそんな一面もあったのか。推しの中で何か変化があったのか。何かがわかるとブログに綴り、解釈がまた強固になってゆく。
事件の詳細が全く分からない状況の中、まだ何とも言えない。わからない。と言いながら、主人公は感じる。〈ただ、これからも推し続けることだけが決まっていた。〉いや、なんでだよ!なんでだよ。なんでだろうね。私も、推しが解雇された時、逮捕された時、同じようなことを言っていた。真偽の程はわからないけど、これからも彼を好きなことに変わりはないと。そして解釈しようとブログを書いた。(過去エントリー『聖のこと』)ここまで私。
あと、印象に残ってるエピソードがある。推しのグループのメンバーが、推しになりすまして呟いたツイートに、主人公が「なんかいつもと違いますか?真幸くんぽくない……」とリプライして見事言い当ててしまい、オタクの中で一躍有名人になったというエピソード。
主人公、推しを解釈することに何かを見出してしまってないか。自分の解釈に推しを当てはめて答え合わせをすることに、何かを見出してしまってないか。そして、思った。
大体私じゃん。
ず〜っと臭いものに蓋をするというか、見てみぬふりをするというか、気づかないようにしていたんだけど、痛感させられてしまった。
昨今の私、推しを解釈をすることに何かを見出しちゃってるなと。
主人公のようにルーズリーフに書きつけてこそないが、スマホのメモに時系列で過去の出来事を記録してたり、いつの何の写真と言われたらすぐ引っ張り出せるように画像フォルダを整理してたり、大体のことは聞かれたら答えられるように把握していたいと思っていた。それはもう、好きだからというより、推しを解釈し続けたいから、だったのかもしれない。
とはいえ、ひとりの人間が本当はどんな人かなんて、他人がいくらその人のこれまでの言動をかき集めても、その当人にしか分かり得ないということは、きちんと理解しているつもりだった。たとえ仲の良い友達のことでも、恋人のことでも、家族のことでさえも全ては分からないんだから、赤の他人に等しい推しのことなんて、ただのファンには分からないだろう。なのに、なんかちょっと分かったつもりでいた。自分のかき集めた解釈を推しに当てはめて、解釈通りだった時にはさらに自分の解釈を強固にして、解釈違いだった時には、推しにがっかりしたり、見て見ぬふりをしたりしていた。そんなことに改めて気づいてしまった。
最近は海外に移住してきたことで、推しの活動を追い切れなくなった。自分の知らない推しが、エピソードが、見ていないライブや映像が、どんどん増えてきて、最初は焦燥感みたいなものを感じてたけど、近頃はもうどこか諦めみたいな気持ちもある。
ここ一、二年、私の思い描いた推しと実際の推しが解釈違いを起こしているのは、今の彼の活動を十分に見ていないから解釈しきれなくなったのか、それとも、もう、私にとって彼が推しではなく人になってしまったのか。まだ分からない。分からないし、多分、これからもしばらく、見られる範囲で彼の活動を見たり、自担と名乗ったりすると思う。
結局、主人公が上野真幸を応援していたのはたったの一年半かそのくらいだったし、推しが芸能界を引退したことでファンを辞められたので、むしろ、潔い。それに比べて私はなんだ。
何番煎じか分からない、オタクによる『推し、燃ゆ』の読了ブログを書こうとしたら、担降りブログみたいになってしまったんだけど、実は推しやオタクの話だけではなくて、たぶん何らかの発達障害を抱えている主人公が、学校の授業やバイトの仕事に適応できない生きづらさ、家族や教師にも理解されずにただの怠惰と思われてしまう問題とか、いろんな要素を含んで書かれているので、興味のある方はちゃんと本を読んでみてください。めっちゃネタバレしてしまったけど。
ツイッターでは、これからもゆるっと好きなことを呟いてまいります。よろしくお願いします。
2021.2.5
KAT-TUN"未音源化楽曲"楽曲投票 出口調査結果!
はじめに
KAT-TUNが2021年にデビュー15周年を迎えるにあたり、公式から「未音源化楽曲のリリース企画」が発表されました。
公式から指定された13曲の未音源化楽曲の中から、好きな曲ベスト3を選び、投票しました。
※投票期間は2020年12月22日〜27日の23:59まで。
※投票が出来るのはKAT-TUN FC会員のみ。(1人1回)
公式から指定された13曲の未音源化楽曲は以下の通りです。
- Red Sun
- DRIVE ME DRIVE ON
- ピカピカⅡ
- ど〜にかなるさ
- オリジナル・ブルー
- 愛はいつも追いかけるモノ
- DESTINY
- Le ciel 〜君の幸せ祈る言葉〜
- ツキノミチ
- Messenger
- Oh-Eh-Oh! 太陽のSalsa!
- Rockin'
- 青天の霹靂
出口調査
公式の発表の翌日より、出口調査を開始いたしました。
公式とはあくまで無関係であること、また、投票に選択制(順位を付けず3曲を選択)を採用したため、公式の得点制(1〜3位を選択)とは差異が出ることをご了承ください。
◆調査方法
KAT-TUN未音源化楽曲 出口調査フォーム作ってみました!実際に投票をした方のみ回答してもらえると幸いです。公式とは無関係。回答数は目安です。結果ははてブにアップする予定です。 https://t.co/JQqbP3Vcqb #kattun #kattun未音源化楽曲 #kattun未音源化楽曲出口調査
— mel (@akamel_38) 2020年12月23日
◆調査期間
2020年12月23日〜28日23:59まで。(現在は既に回答を締め切っています。)
◆調査人数
1,381人(実際に公式の楽曲投票に投票をした方のみを対象とした。)
◆調査内容
1.あなたが投票した曲を教えてください。(以下13曲より3曲選択)*必須
- Red Sun
- DRIVE ME DRIVE ON
- ピカピカⅡ
- ど〜にかなるさ
- オリジナル・ブルー
- 愛はいつも追いかけるモノ
- DESTINY
- Le ciel 〜君の幸せ祈る言葉〜
- ツキノミチ
- Messenger
- Oh-Eh-Oh! 太陽のSalsa!
- Rockin'
- 青天の霹靂
2.差し支えなければ、あなたの担当を教えてください。(回答自由)
3.差し支えなければ、あなたの「KAT-TUNファン」歴を教えてください。(回答自由)
- 1年未満
- 1〜5年
- 6〜10年
- 11〜15年
- それ以上
◆調査結果
1.あなたが投票した曲を教えてください。(以下13曲より3曲選択)*必須
1位 青天の霹靂(909票・65.8%)
2位 Le ciel 〜君の幸せ祈る言葉〜(733票・53.1%)
3位 Messenger(622票・45%)
4位 ツキノミチ(598票・43.3%)
5位 DESTINY(312票・22.6%)
6位 ど〜にかなるさ(227票・16.4%)
7位 Red Sun(182票・13.2%)
8位 オリジナル・ブルー(167票・12.1%)
9位 Rockin'(148票・10.7%)
10位 ピカピカⅡ(101票・7.3%)
11位 DRIVE ME DRIVE ON(57票・4.1%)
12位 Oh-Eh-Oh!太陽のSalsa!(42票・3%)
13位 愛はいつも追いかけるモノ(35票・2.5%)
(筆者評)
ダントツの『青天の霹靂』人気に驚きました。得点制での投票を行っていないので、1位と3位にどのくらいの得点差があるかは分かりませんが、投票した方の半分以上の方が3曲のうちに『青天の霹靂』を入れたという結果でした。また、既にX'mas Remix(5人ver.)で音源化がされている『Le ciel〜君の幸せ祈る言葉〜』にも多くの票が集まりましたね。「(X'mas Remixを)絶対に許してやらねぇぞ…」というカツン担の強い怨念でしょうか。また、3位の『Messenger』は、以前4人時代に少年倶楽部プレミアムやコンサートで披露された『Red Sun』『Le ciel〜君の幸せ祈る言葉〜』『ツキノミチ』『DESTINY』などに比べ、デビュー以降あまり披露される場が無かったにも関わらず上位に食い込んできていることが驚きでした。同曲と競っていた4位の『ツキノミチ』は、再収録ということで、大人になった3人のしっとりとした歌声が聴けるのが楽しみですね。
2.差し支えなければ、あなたの担当を教えてください。(回答自由)
1,374件の回答
1位 亀梨和也(399票・29%)
2位 上田竜也(389票・28.3%)
3位 KAT-TUN(全員)(204票・14.8%)
4位 中丸雄一(200票・14.6%)
5位 赤西仁(123票・9%)
6位 田中聖(23票・1.7%)
7位 田口淳之介(15票・1.1%)
8位 無回答(7票・0.5%)
9位 その他
SixTONES(2票)・仁亀(2票)・赤西、上田担(2票)・薮宏太(1票)・ろばまる(1票)・渡辺翔太(1票)・中西(1票)・元赤西担、現上田&亀梨担(1票)・元亀梨担、現SixTONES担(1票)・7 MEN 侍本髙克樹、関西Jr.古謝那伊留(1票)・元田口担(1票)・なにわ男子(1票)・元田口、現上田担(1票)・神山智洋(1票)・担当なし(1票)・デビュー前後他G担だったがYJ担をしていたYJ遺族(1票)・元赤西、現中丸担(1票)・内博貴(1票)
(筆者評)
亀梨和也に迫る上田竜也票〜〜!!今までこういう類のアンケートを行うと、亀梨くんの票が一人飛び抜けて他のメンバーより多い印象だったのですが、昨今の上田くん露出で上田担が増えてきているのかなと感じました。また、今回の出口調査は実際に公式の楽曲投票に投票をした方のみを対象としているため、必然的に現在もKAT-TUN FC会員を継続されている方のみが回答されていると思うのですが、現KAT-TUNメンバーではない赤西、田中、田口担や、他G担、Jr.担の方々も、投票に参加されていることが伺えました。SixTONES、7MEN侍、関ジュなど、皆様が今どのグループに興味があるのかな〜というのも知れて興味深かったです。本当は、担当別の曲人気なんかも出してみたかったのですが、時間が足りず…忘れた頃にまとめてみたいなと思ってます。
3.差し支えなければ、あなたの「KAT-TUNファン」歴を教えてください。(回答自由)
1位 11〜15年(521票・37.9%)
2位 それ以上(423票・30.8%)
3位 6〜10年(208票・15.1%)
4位 1〜5年(191票・13.9%)
5位 1年未満(31票・2.3%)
6位 無回答(7票・0.5%)
(筆者評)
「ごく出は永遠の新規」と言われたごく出の皆様も、もはや古株の域である15年選手。KAT-TUNファン歴「11〜15年」、つまり2005〜2009年(ごく出〜6人時代)のギラギラで脂の乗ったKAT-TUN最強時代を追いかけた層が1位となりました。次いで2位は、驚きの「それ以上」。結成(もしくは結成前)〜2004年頃の、まさにオリジナル曲が生まれたKAT-TUNの下積み時代を一緒に追いかけた層が次点につきました。1位と2位を合わせると約7割(68.7%)という結果に!一度ハマったら抜け出せないカツン沼、恐るべし。また、気になったのが5位の「1年未満」に31票も集まっていること。今年はコロナウイルスの影響もあり、グループとしてはなかなか活動が難しい年となりしましたが、新規ファン層を獲得出来ているというのはとても嬉しいですね!こちらも担歴別の楽曲ランキングを作れればと思っていますので、またいつか。
以上、KAT-TUN未音源化楽曲 楽曲投票 出口調査結果でした。
回答してくださった皆様、RTなどツイートの拡散にご協力してくださった皆様、ありがとうございました。
来年はいよいよ15周年。素敵なアニバーサリーイヤーになりますように!
2020/12/30
追記
ついにKAT-TUNの3年ぶりのシングル「Roar」が3/10に発売決定になりましたね!
(メールの受信画面で何やら神妙な気配を感じて一度メールを閉じかけましたが、嬉しいお知らせでホッとしました。)
未音源化楽曲の収録曲は、「青天の霹靂」「ツキノミチ」「Le ciel 〜君の幸せ祈る言葉〜」となりましたが、みなさんの投票された曲は無事に選ばれましたでしょうか?
出口調査の結果とは異なり、「ツキノミチ」が食い込む形になりました。当方「Messenger」音源化を期待していたのでもういっそのこと全て音源化してくれ…という気持ちですが、事務所が15周年を祝う気があることが分かっただけでこれ幸いです!やったぜJ Storm!
このままアクセル全開で突っ走ってくれ〜〜!!
PRODUCE 101 JAPANで渡辺 龍星くんを見つけた話
タイトルの通りである。
最近私の怒涛のツイートをご覧になっている方は分かると思うが、今回のブログはPRODUCE 101 JAPAN、通称"日プ"*1の話だ。
1pick*2だった渡辺龍星くんが脱落して、私のプデュ*3がとりあえず一区切りついたので、その記録としてブログを書こうと思う。
PRODUCE 101 JAPANは、一言で言えばアイドルグループのオーディション番組。
PRODUCE 101 JAPAN OFFICIAL SITE
元々は韓国で話題になったPRODUCE 101という番組が大元で、その人気故に既に何度もシリーズ化されている。101人の練習生の中から国民投票で残った11人が最終的にグループとしてデビューするという視聴者参加型の番組である。既に有名なグループが何組もデビューしていて、昨年はPRODUCE 48 というガールズグループのオーディションに宮脇咲良など日本でも有名なアイドルが多数出演、無事にデビューして話題になった。
その番組が今回、満を持して日本でも放送されるということで、放送前からツイッターのオタクは大騒ぎだった。
かくいう私も今年の初めまでB.A.Pという韓国のボーイズグループを追っていて、韓国のアイドル情報はちゃんと耳に入ってきていたので、プデュの存在は知っていた。が、国民でないと投票できないというシステム、また言語の壁など様々な理由から本腰を入れてプデュを見たことがなく、国民プロデューサー*4となるのは今回が初めての私。「ようやく国プ*5になれる!」と小躍りしていた。
ただ、韓国の練習生は事務所に所属している練習生が候補生なのに対し、日本は事務所に所属していなくても応募可、とのことで、ダンスや歌のレッスンを一度も受けたことがない人でも参加できるというのが波紋を呼んでいた。
私も韓国の練習生といえばレッスン室に缶詰めになって、軍隊さながらの練習をしているイメージなので、“本国と比べられないのか?”とか“クオリティは大丈夫なのか?”とか、最初は思っていたが、練習生お披露目の『ツカメ』*6を踊るセンター、川尻蓮くんを見て驚いた。
誰、この子?!
ダンスはとにかく上手い。上手いだけではなく余裕があって、表情管理*7もしっかりしているし、素人目に見てもめちゃくちゃ技術が高いのが分かる。一見YG*8系のルックスなのに、喋ると声が高くて穏やかで可愛い…
決めた、私、日プ見る!(単純)
こうして私の1pick探しが幕を開けた。
--ここで、川尻蓮くんを素直に1pickに選ばないのが私の悪いクセである。どうしてこうも王道を走りたがらないのか。
とにかく1pickにするなら、私の好きな顔で、ダンスの実力のある子がいいな〜(私利私欲に満ち溢れたオタク)と思い、公式サイトで練習生プロフィールを一通り見ることにした。
最初はプロフィールを見て、気になった子の推しカメラ*9をYouTubeで見るという作業をしていたが、顔が良い、だけどダンスが踊れていない…という子が多くて、そりゃ、レッスンにも通ったことがない一般人の子もいるんだもんね…と思ったけど、ジャニーズ市場とKドル市場で目が肥えに肥えた私は既にここで挫折しそうになっていた。なぜなら『ツカメ』は一曲4:08となかなか長い。顔は二の次だ。ダンスが上手くなければ、この長い動画をまともに最後まで見ていられない!
よし、もういっそのことツカメ推しカメラを99人分上から順番に見ていこう。と思って、開いた画面の一番上にいたのが、
名前順も身長順も一番最後*10
渡辺 龍星 練習生だったのである。
学ラン*11の裾を翻し、時にはワイシャツの裾が舞い上がって腹筋がチラリと見えてしまうほど、パワフルに踊る男の子。
身体は大きいのに、その重たさを一切感じさせず、キレッキレのダンスに目が離せなくなった。
動画が終わるか終わらないか、ギリギリの一瞬にねじ込んできたセクシーなウインク。
気がついたら動画は終わっていた。
え?めちゃくちゃレベル高。
とりあえず私は龍星くんの名前をメモして、次の動画へ。
ダンスの実力がある子、顔がとにかく可愛い子、目に留まる子は何人かいるものの、私は思った。
…なんだかんだで最初に見た子が、一番タイプじゃなかったか?!
この瞬間、渡辺 龍星くんが、無事に私の1pickとなった。
この記事を読んでくれた方に、渡辺龍星くんの魅力を改めて伝えておきたいので、彼の簡単なプロフィールを載せておく。
渡辺 龍星(わたなべ りゅうせい)
生年月日:1997年8月15日
年齢:22歳(2019年現在)
血液型:A型
身長:184cm
体重:79kg
趣味:スノーボード、野球、水泳、ファッション、人間観察
特技:野球、水泳、ダンス、バク転、バク宙
経歴、出演作品:
EXPG 大宮校 出身
2017年 Mr.JAPAN 東京代表
United Journey 2018 ダンサー
第2回 ASEAN音楽祭
オールナイトニッポン主催 山フェス ダンサー
2018年 THE MUSIC DAY EXILE ダンサー
スター育成ガチンコドキュメンタリー「ガチだん!」(テレビ東京系列)
また、マクドナルド、ペット保険のCMや、アーティストiriのMVにも出演
過去の活動や推しカメラのダンスを見ても分かる通り、彼はかなりの実力者。
色んなジャンルのダンスを踊りこなしていて、演技のお仕事も出来る。
顔はキリッとした目と立派な鼻筋、セクシーな唇、身長も高くてコワモテな雰囲気だけど、EXOのカイくんにも似ているとまことしやかに噂された色気を持っていて、笑顔は可愛い!
放送中の感想はツイートでも散々垂れ流してきたので割愛するが、龍星くんのコワモテな見た目に反したセクシーなダンスや、他の練習生に菩薩かと思うほどの優しさを持って接する姿にとても魅了された数ヶ月間だった。
イベントで自己紹介と指ハートの愛嬌を披露。
ポジション評価では苦手な歌に挑戦。
レベル分け評価ではしなやかに踊る姿も見せた。
チームが負けて、自分の順位も伸びず、この時一度だけ国プに涙を見せた。
全編を通して彼が成長した部分は、歌。とにかく歌。
YouTubeで過去の動画はいくつか見ていた。ガチだん!という他のオーディション番組でダンスをめちゃくちゃ褒められていたのに、歌が致命的で指摘されていたが、その時と比べたら別人かと思うほど声が出るようになっている。
そういえばガチだん!では、チームがじゃんけんで負けて脱落するという運の悪さを持っていたが、今回も例外ではなかった。
彼の得意分野はダンス(特にヒップホップ、クランプ)とラップ、のはずだったのだが。
初めてのポジションバトルでは、曲を決める順番がくじ引きで行われたが、ほとんど最後まで名前を呼ばれず、呼ばれた時には既にボーカル曲しか残っていなかったという状況。
ボーカルチームなのが受け入れられず、休憩時間にダンスチームの練習室に忍び込んで踊り出したこともあったね…。
歌専門のトレーナーである菅井ちゃんには、「(歌ではなくダンスがやりたいというのが)全て顔に出てる」と言われ、「面白い」と気に入られてしまった。ありがとう菅井ちゃん。
「ダンスが出来て、歌も出来たら、最高のアイドル」そんな言葉をかけてもらって心を改めた龍星くん、ここで初めて分量*12がもらえた。
そして、Lemon2組が披露したLemon、なんと曲中に龍星くんのコンテンポラリーダンスが組み込まれていた。ボーカルチームなのにダンスを取り入れるという、そんなのアリなのか?いや、むしろ他メンバーにとっては不利になるかもしれない、Lemon2組の懐の深さが垣間見えた演出。
チーム内の順位は高くなかったが、歌詞を体現するかのようなダンスで、龍星くんはここで少し注目を集めた。
そして、次のグループ評価では、グループ内でリーダー兼センターを務めた。
選曲は、またしても運のツキが回って来ず、やりたかったEXOの曲ではなく、AAAのWake Up!というキーの上下が難しい曲で、素人目に見ても歌って踊るのはかなり大変な内容だったと思う。それでもようやく龍星くんが待ち焦がれたダンス。思い切り踊れる。どれだけ嬉しかったことだろう。
ダンスの振りつけも構成も龍星くんが担当した。よく考えられていて見ていてとても楽しいステージだったよ。
練習中はラップのパート決めで色々あり、リーダーらしくメンバーの士気を上げることを考えて自分が既に勝ち取っていたラップパートを譲った龍星くん。
放送後は、「譲ってしまうなんて、本当にやりたかったのか?」「生き残る為には、もっと貪欲になるべきなのでは?(譲るべきではなかったのでは)」なんて意見も見られたけど、彼は本当にラップパートをやりたかっただろうし、簡単に譲ったわけではないのだ、と(何も知らない私が主張するのもおこがましいけど)主張したい。
放送前の1分間PRでも自作のラップを披露していた。ダンスの得意ジャンルはヒップホップとクランプ。ラップパートを希望して当然だった。
それでも自分がラップパートを希望することで、メンバーの士気が下がってしまうなら、自分が譲ることで、メンバーの士気が上がってグループとしての雰囲気が良くなるのならば…
きっと色々と考えたと思う。憶測に過ぎないけど。もし譲らずに自分がラップをしていたら、「ラップ上手いじゃん!」と注目され票数が伸びる………なんてこともあり得なくはない。新しい一面を国プに見せられるチャンスかもしれない。それでも龍星くんは譲ることを決めたのだ。グループの雰囲気を第一にしたのだ。このサバイバル番組で。
歌う前、歌い終えた時の表情と、グループのメンバーが皆楽しそうにしている姿を見て、龍星くんの判断が間違っていたとは誰にも言わせまいと思った。
Wake Up!の放送後、手に取るように分かるほど、龍星くんに関するツイートが増えた。前回Lemonのときもツイートの伸びを感じたけど、今回は本当に数字としても明確だった。マイスタのフォローも急激に伸びた。龍星くんの実力と、人柄が、ようやく国プに見つかった……のだが、この放送は後編(ちなみにLemonも後半組だった)で、投票締め切りまで時間がわずかしかなかった。これが最後の投票になったね。
次の順位発表で、龍星くんの名前は呼ばれなかった。最後の一人の発表まで諦めていなかった。きっと呼ばれる、と思っていた。それでも呼ばれなかった…………ここで私の日プは幕を閉じた、と思った。まだ頑張っている練習生がいるというのは十二分に承知しているけど、けど、1pickの脱落というのはこんなにも辛いのね。
毎日投票して、動画を上げて、少しでも龍星くんの1票に貢献したかった。悔しかった。力不足でごめんね。「ツイートを見て投票しました!」と一人でも多くの人が声をかけてくれるのが本当に嬉しかった。クンチキタに選ばれて、ようやく龍星くんの輝く場所に連れて行ってあげられたと思った。
得意なジャンルが踊れることになって、嬉しそうな顔。
あなたのクンチキタが見たかったよ〜。
そして、順位発表の放送後に、龍星くん本人からツイートがあった。
渡辺龍星です!
— 渡辺龍星(Watanabe Ryusei) (@ryusei_970815) 2019年11月14日
Twitter新しくしました。
応援してくれた皆様ありがとうございました!
僕の思いを簡単ですが綴ったので見ていただけたら嬉しいです
インスタにも載せたので是非拝見してみて下さい🐲⭐️
渡辺龍星より#渡辺龍星#応援してくださった全ての方へありがとうございます pic.twitter.com/5TYDUcHvVu
悔しさが、より際立った。こんな風に思わせてしまって本当に悔しかった。あなたが脱落してしまったのは、他の練習生より劣っていたからでも、魅力がなかったからでもない。そして、実力がなかったからでもない。歌の技術も伸びたし、ダンスなんて才能の塊じゃないか!むしろ、秀でている!誰よりも!
この番組を通して龍星くんが少しでも自信を失ってしまったのならすごく悲しい。私にとっては全ての練習生の中で、一番魅力的だったし、実力も才能もあるように思えた。
今はまだ切り替えられないかもしれないけれど、この番組は龍星くんにとってたくさんの人に見つけてもらうための場所で、これから先もっと素敵なステージに立つためのステップだったと前向きに思ってもらえるようになったら、龍星くんを応援している一人のオタクとしてオタク冥利に尽きる。
少なくとも私は、この番組であなたを見つけられて本当に良かったのだ。すごく私情を挟むけど、慣れない生活の中で、孤独を感じるときにも、あなたを応援することで久しぶりにオタクをする楽しさを思い出して、誰かを自分の「推し」にすることってこんなに幸せだったと感じることが出来た。
そして私は、あなたのファンが私だけじゃないことも知っている。龍星くんを1pickにしている人が、誰よりも応援している人が、たくさんいるよ。ビューラーでプチバズりしていたことを知っているくらいだから、そんなのもう十分というほどに知っていると思うけど。
とにかく、渡辺龍星くんを1pickに選び、日プという番組を見ていたこの数ヶ月間。本当に楽しかったです。
この番組はまだあと一週間続くのだし、そしてこの番組から生まれたグループはこれからも活動を続けることになるけれど、11人に残らなかったあとの90人にも花道だけを歩いてほしい!
書いているうちに何が何だか分からなくなってしまったけど、多分日プを見ていた自分の記録を残したかったという以上に、このブログを他の誰にでもない、龍星くんに見てほしかったのだと思う。あなたは誰にも劣っていないと、伝えたかったのだと思う。
どんな夢を目指しているのかは龍星くんしか知らないけど、その夢はきっと叶います。これからも頑張ってね。そして、私にとってあなたは最高のアイドルだよ!
*1:日本のPRODUCE 101を略した通称
*2:1推し、担当のこと
*3:PRODUCE 101を略した通称
*4:国民が投票により練習生をプロデュースしていくコンセプトの番組なので、投票権を持った視聴者はこう呼ばれる
*5:国民プロデューサーの略
*6:今回の日プのテーマソングとなる曲。毎シリーズ、練習生が全員でテーマソングを踊る圧巻のオープニングが話題
*7:踊っているとき、笑顔、悲しい表情、力強い表情など、曲調や歌詞に合わせて表情をコントロールすること
*8:BIGBANGなど少しコワモテのルックスの子たちが所属している事務所
*9:推しだけを映したカメラ。ジャニーズでいうマルチアングル
*10:自己紹介で龍星くんが言ったフレーズ。名前は「わ」から始まり、身長は184cmのため、名前順に並んでも身長順に並んでも、いつも最後になるとのこと。不憫だけど、可愛いね…
*11:日プ衣装の制服はブレザー、学ラン、リボン、蝶ネクタイなど4種ある
*12:推しが放送中にどれくらい映るか、どれくらい取り上げてもらえるかを表す言葉
ジャニヲタ10年選手がB.A.Pに2度目の青春を夢見た話
今さらながら、B.A.Pの記事を書きたいと思う。
本当はB.A.Pが活動しているときに布教ブログを書きたかったんだけど、そうこうしている間にグループが事実上の解散をしてしまったので、このブログで私のB.A.Pへの思いを昇華させてほしい。「いつまでも あると思うな 推しとグループ」*1と、先人はよく言ったものですね。
B.A.P(ビーエーピー)とは
韓国の6人組男性アイドルグループ。所属は諸悪の根源TSエンターテイメント。
2012年に「WARRIOR」でデビュー。
ヒップホップを軸とした音楽スタイルで、『アイドルらしくない』ワイルドさ*2が売り。
活動期間は2012年~2019年。
今年2月18日をもって全てのメンバーが事務所を退社し、事実上の解散となったが、今後どこかで再結成となるかは未定。
私とB.A.Pの出会いは、2014年。
「1004(ANGEL)」をタイトル曲とするフルアルバム「First Sensibility」が米ビルボード ワールドアルバムチャート1位にランクイン。韓国チャートで「1004(Angel)」が1位を獲得し、B.A.Pにとってはデビュー2年目、まさに乗りに乗っているタイミングだった。
私はといえば、自担が突然事務所から契約解除され*3、毎日ツイッターで自担の私生活を覗き見る日々。他のグループに沼堕ちするには絶好のタイミングであった。
私が初めてB.A.Pを見て、衝撃を受けたのがこのMV。「ONE SHOT」である。
KAT-TUNのPVの中でドンチューの演出が最も大好き芸人の私は、物騒でストーリー性があって、もう映画撮れるんではないか、と思わせるこのMVにめちゃくちゃ興奮した。これだ、私がKAT-TUNで見たかったものは。B.A.Pなら、見せてくれるかもしれない。夢見てもいいかもしれない。2度目の青春を。
そう思ったヲタクの行動は早い。
毎日彼らの動画を見た。DVDも見た。曲も全て聴いた。こういうときの熱って一体どこから来るんだろうね。
そうしているうちに、私は一人のメンバーに惹かれていった。B.A.Pのリーダー、バン・ヨングク。
顔はそこまで良くないが(ごめん)、私の好きな顔には違いない。
背中にタトゥーが入っていたり(応援しているうちに胸や腕にも増えたよ☆)、シャイなために無口だったり、グループで最も柄が悪そうに見えるのに、実は陰ながら慈善活動を積極的に行っている。それなのに全く驕らない。
昔祖母にもらったティガーのぬいぐるみを大切にしたりしていて、愛犬にティガーと名前をつけるくらいティガーが今でも好き。
動物と小さい子ども、おじいちゃんやおばあちゃんにとても優しい。そして真面目。反戦、平和に対して人一倍関心がある。優しさと真面目さゆえに精神を病んでしまうこともあった。
そして何を隠そう、彼はラップを担当している。
そんなの、私、この人のこと好きになるしかなくない!?
初めは自担との共通点の多さが気になっていたけど、そのうち彼の人間性に惹かれていった。
ところでB.A.Pのメンバー構成はKAT-TUN担にとってめちゃくちゃ魅力的である。
まるで太陽と月のようなツインボーカルのデヒョンとヨンジェ、熟年夫婦のような年上組ヨングクとヒムチャン、アクロバットが得意な無限の可能性を秘めた末っ子組ジョンオプとZELO。
(左から、ZELO、デヒョン、ヨングク、ヒムチャン、ヨンジェ、ジョンオプ)
初めから親切なシンメ制度が敷かれている。
そして彼らの魅力はなんといってもライブ。ライブ。ライブ。
会場をクラブハウスに変えたり、ステージに火柱が立ったり、戦闘機がスクリーンからステージに突っ込んだりする。
MVで人が死ぬのは日常茶飯事。銃撃戦は朝飯前。物騒オブ物騒。
スクリーン全体に「WAR」と大きく文字が出たと思ったら、まるで映画のエンドロールのように1914〜2016年までの戦争の名前がつらつらつらつら……「NO MORE WAR」と映し出されて、会場がシン、となったこともあったなぁ。あれはすごかった。
参照 : YouTube
とにかく、私はKAT-TUNで味わった青春を、もう一度彼らに託したかった。夢を見たかった。
しかし現実はそう甘くなかった。酸いも甘いも味わわなければいけなかった。私が彼らを見始めてから本当に間もなく。「B.A.P訴訟へ」「無期限活動休止」頭の先から足の先までサーッと冷たくなる感覚。スマホを開いて倒れそうになるの、これで、何度目…!*4
訴訟の内容は、
・デビュー後約2年半給料が払われず、やっともらえたのが2014年の7月末。金額は一人193万円と不当なものだった。
・CDの売り上げ、グッズの分け前は事務所とB.A.Pで9:1だった。その1を6人で分ける。
・明細を公開してほしいと頼んだが事務所は拒否。メンバーの望みは不透明な資料の公開のみ。
・メンバーが倒れるほどの過密なスケジュールを組んでいるにも関わらず、上記のような対応。病院で点滴を受けるメンバーのところへ事務所の関係者が押し掛け、公演へ連れ出した。
・海外での公演も健康状態を理由に参加できないことを伝え、診断書も提出したが、出演できなかった場合訴訟や返金などは全てメンバーが責任を負うように脅し、公演へ無理やり出演させた。
など、ザッと読んでもひどい内容。ファンから「休まないB.A.P」というキャッチコピーまでつけられるほど海外を飛び回り、TSエンターの稼ぎ頭として働いていたB.A.P。
では、なぜ早く訴訟しなかったのかというと、一番末っ子のメンバーZELOが成人になるのを待っていたから。6人全員揃って訴訟を起こすためだったと。泣けるじゃないか。赤穂浪士かよ…。
結局元サヤに戻ったわけですが、事務所の対応が改善したとは思えず。
ただ、訴訟が終わって活動再開したときの「Young, Wild & Free」本当に、本当に最高だったなぁ。
ライブのオーバーチュアを思わせるようなオープニングに、彼らの魂がこもった歌詞。
『何度転んで倒れても傷ついても忘れればいい。誰が何と言おうと俺らは好きなようにやる。気にすんな。俺らは勝手にやる。』
『お前の歩みを止めるな。俺は俺らしく、お前はお前らしく。』
『同じ試練が降りかかっても俺たちを阻むことはできない。』
そして、ツインボーカルのデヒョンとヨンジェが背中を合わせて、『俺たちが揃えば何だって出来る』と歌う。
『若い俺の人生はたった一度だけだから。俺たちは危険に咲くこの青春を燃やすのさ。』
鳥肌が立った。彼らは青春を燃やしているんだと。危険に咲く花だと分かっていながら。
活動再開後は以前よりも色々なジャンルの曲にチャレンジするようになったと思った。今までのようなゴリゴリなヒップホップだけではなく、「FEEL SO GOOD」「That's my jam」みたいなおしゃれな曲も好きだったなぁ。
そして2016年。10分にもわたるMVが発表された。「SKY DIVE」こそ私が選ぶB.A.PベストオブMV!!
こんなMVある~~~~!?!?!?!?!?
夢?私が見たすぎて見た夢?これ、夢?
物騒ドルが好きなら死ぬまでに見たいMVベスト10に入る。(ちなみに規制なしバージョンもあるので血とかこわくないよって方はそちらも見てみてくださいね。ぜひ。)
謎解き、ポーカー、銃撃戦、メンバーの裏切り…。
もし、KAT-TUN6人で長編のMVが撮れたら。映画を撮れたら。そんな私の思いがここでようやく成仏したように思う。
そして、この「SKY DIVE」が収録されている「Noir」というアルバムを聴いて、B.A.Pのほとんどの曲の作曲を手がけているヨングクの音楽性にめちゃくちゃ感銘を受けた。ヒップホップからジャズまで幅が広すぎる。この人の作る音楽って間違いない。
この頃のヨングクはB.A.Pのほとんどの楽曲に携わり、他ユニにも楽曲提供したりしていたので、文字通り眠れない日々が続いていたのだと思う。密着ロケでも夜中までパソコンに向き合う姿が映っていたし、訴訟前と大差ない忙しさにファンも心配していた。
相当疲弊していたのだと思う。この年の10月、ついにパニック障害の診断を受けてしばらく活動休止することになった。
彼が休止中の5人の「SKY DIVE」。今でも覚えている。リーダーがいなくても俺たちでやらなければいけないというこの気迫。ヒリヒリしたなぁ。
韓国のアイドルはジャニーズとは異なり、毎年契約を更新するのではなく、初めに契約年数が決まっている。一番入社の早かったヨングクは、昨年の8月に契約を更新せずB.A.Pを脱退した。その次に入社の早い末っ子ZELOも年末のツアーを全うした後、(本当はツアー中に契約期間は終了していたが、最後までツアーに参加した)グループを脱退・退社した。
他4人のメンバーの契約期間は今年の2月まで。その間グループ活動はなかった。ファンはひたすら全員の契約期間が終了するのを待った。こんなにメンバーの脱退が待ち遠しかったことはない。後にも先にもB.A.Pだけ。
この時、ファンは信じていた。6人全員がTSエンターを退社したら、またどこかで再結成するのではないかと。すぐに、ではなくても。
けれども、メンバーはそれぞれの道を進み始めている今の現状。
今後のB.A.Pはどうなっていくの?もうこれで終わりなの?それぞれ推しを応援する環境はあるものの、グループとしては宙ぶらりんな状態で、このままB.A.Pが過去の物になってしまうと思ったら悔しくてこの記事を書いたというわけである。こんなに素晴らしいグループが、有終の美を飾る機会さえ与えてもらえず、ひっそりいなくなっていくなんて嫌だよう…。
少しでも、B.A.Pというアイドルがいたことを、まだ彼らの夢は終わっていないことを、書き残しておきたかった。そういうブログです。
ということで、ジャニヲタ10年選手がB.A.Pに2度目の青春を夢見た話でした。
田中聖のライブへ行こう
こんにちは。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
以前、INKTのライブについて書いた記事を読み返していたのですが、日付を見たらもう3年も前の記事らしいよ……。
色々アップデートしなくてはと思い筆を取りました。なんやかんやあったので。
まず田中聖のことについて。
プロフィール
田中聖(たなか こうき)
1985年11月5日生まれ
千葉県出身
B型
ジャニーズ事務所に入所し、KAT-TUNのメンバーとして活動していた。2006年にデビューし、数々のドラマや映画にも出演していたが、2013年に素行不良で事実上解雇になる。2014年よりバンドINKTのVo.として活動。47都道府県ツアーも行い、地上波でCMも放送されるなど、順調に活動していたが、2017年5月に大麻所持により逮捕。証拠不十分で不起訴、釈放となったがINKTは解散、その後ソロで復帰。現在はサポートメンバーと共にライブを行う。
ざっくりしすぎか。
田中聖といえばラップというイメージが先行していると思いますけど、現在もKAT-TUN時代から得意としていたラップを生かして活動していて、INKTのときはミクスチャーバンドなんかの括りに入れられていることが多かったような。
何年たってもラップは彼の武器だなあと思います。
田中聖の現在の音楽はSound Cloudで何曲か聴くことができます。(無料!)
KOKI | Free Listening on SoundCloud
ソロになってからも円盤は何枚か出ていますが、とりあえず今の聖がどんな音楽をやってるのかを知りたいという方には、今年の1月に発売された「Easter」がオススメ。
つい先日、ニューシングルも出ました。聴いてね。
Round and Round / end of begin
- アーティスト: 田中聖
- 出版社/メーカー: project KOKI
- 発売日: 2019/07/31
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
もちろんiTunesからもダウンロードできますよ!
チケットの申し込み方
INKTのときはファンクラブがありましたが、ソロになってからはありません。なので、初めての方でもチケットは取れますよ〜。
ライブやツアーの日程、情報は本人のTwitter(@koki1105t)をフォローしていただくか、Instagram(@knock_out_kashiwa_idiot)を見ていただければ良いと思います!
Instagramではライブ配信なども行なっていたりするので、通知をオンにしておくのをオススメします。
申し込みは、e+(イープラス)、ローソンチケット、チケットぴあなどで行います。
どのサイトも、トップページで「田中聖」「KOKI」と検索すれば公演一覧が見られますよ。
こんな感じ。
あとは申し込むだけ。
決済方法は、クレジットカードももちろん可能ですが、コンビニ・ATM支払いも選べますので、クレカ持ってないひとでも申し込めるよ!
無事に当選してチケットがご用意されたら、最近導入されたスマチケ(電子チケット)もしくは、コンビニの専用機器で発券します。宅配も選べたりしますので、ご都合のよいものを選んでください。
チケットを発券したら、整理番号を確認しましょう。ライブハウスには、整理番号の順で入場します。スタンディングのライブハウスには座席がありません。番号が早い順に前の方に入れるというわけです〜!また、キャパが大きいところは数字の前にアルファベットがついていたりしますので(A1〜100、B1〜50など)注意してくださいね。
また、チケットが取れなかった、チケットがないけど近日中のライブに行ってみたいという方も、諦めずに当日券を問い合わせてみるといいです。
会場に電話やSNSで問い合わせるか、もしくは聖くん本人にTwitterでリプライするとお返事してくれたりしますよ。
譲りなども出ていると思いますので、ぜひ探してみてくださいね。もしお力になれるならツイートも協力しますので、遠慮せずにリプライ、DMしてください!
持ち物、服装について
服装は、動きやすい服装をオススメします。ライブハウスの中はとても暑いです。冬でも汗をかきます。なので、Tシャツや、薄手のものがベストです。上着など持ち込むと置いておく場所がないので、ロッカーやクロークに預けて、中に入るときは身軽にしておきましょう。クロークのシステムはまたあとで説明します。
靴はヒールのない安全なもので、踏んでも踏まれても痛くないものがよいです。
また、髪の毛が長い人は結び方に気をつけてください〜高めのポニーテールなどは、後ろの人の顔に当たります。耳の下で結んでもらえるとよいです!あと、ジャニーズの現場も同じですが、高い位置のお団子や、頭に何かつけるのはやめましょう。
アクセサリーも、基本はつけないほうがいいです。尖ったものなど怪我の原因になるものは控えましょう!上田くんのネックレス流血事件みたいになります。
物販などでは、普段通りの服装で構いません。ただ、ライブが始まる前までには着替えておきましょう〜。
持ち物ですが、わたしはいつも大きな荷物と小さな荷物の2つに分けています。
大きな荷物(トートバッグなど)には、ライブ中に必要のないもの、物販で買ったCDなどを入れておきます。ライブが始まる前までにロッカーやクロークに預けます。
小さな荷物(ショルダーバッグなど)には、チケット、財布(中身は必要最低限に。紛失注意!)、ドリンク代、耳栓などを入れておきます。こちらはライブに持ち込むので、肩にかけたりして両手が空くものにするといいです。ジャンプしても邪魔にならない程度の大きさがベスト。あっ!今年のカツンのグッズにあるサコッシュとか、あれちょうどいいです!
わたしはいつもこのスタイルに首からタオルかけてました。
とっても楽だよ。
あと、三半規管が弱いのか、ライブ後はすぐに耳鳴りしてしまうので、耳栓はこれを使ってました。
ケースをバッグにつけることができるので無くさずに済んでよかったのと、「ライブ用」ということで音楽を聴くための耳栓なので、全て音をシャットアウトしてしまうことはなく、自然にライブを楽しむことができたので快適でした〜!
ちなみに、子ども用の防音イヤーマフなどもありますので、お子様には必ずつけてあげてください。もしお子様連れの方で、イヤーマフを忘れてしまった場合は、数に限りがあると思いますが、貸し出しなどもしているそうなのでスタッフさんに声をかけてみてください!
Fnova 防音イヤーマフ 遮音値26dB プロテクター フリーサイズ 折りたたみ型 子供用 自閉症 聴覚過敏 騒音対策 勉強等様々な用途に (ブルー)
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持ち物はそれくらいかな? ちなみに、団扇、ペンライト、もちろん必要ないです!必要なのは己の拳のみ!
ライブへ行こう
では、ライブへ行きましょう〜!
ライブの前には先行物販(グッズ販売)があります。大体ライブハウスの建物の中か、入り口で行なっています。
時間は本人のTwitterで「本日、先行物販○時から開始します」とお知らせしてくれるので、見逃さないようにチェックしましょう。大体物販開始の少し前くらいになったら、並び始めます。
ちなみに、最近は聖くん本人が物販の売り場に立っているので、お話ししたりするチャンスです!
買い損ねたものは(数があればですが)公演後の物販などでも買うことができます。
物販で無事にグッズをゲットしたら、Tシャツなど買った場合は近くのコンビニやデパートのトイレで着替えます。チケット、財布、耳栓、貴重品などライブに持ち込むものは小さなバッグにまとめ、それ以外のものは大きな荷物にまとめておきます。
★ちなみにライブハウスの入り口でドリンク代を払うので、500円を財布と別に用意しておくと入場がスムーズです。
開場時間の少し前になったら、会場に戻ります。会場周辺の方々への迷惑になったりしますので、あまり早く着きすぎる必要はないです。(さすがに自分の番号が呼ばれる前までには戻っていたいですが…。)
入場の前に、大きな荷物はロッカーに預けてください。足元に荷物を置くことはできません。また、会場がクロークを設けてくださっている場合は、受付でクロークを利用したいと伝えます。1つの大きな袋に荷物をまとめて、番号札と引き換えに受付に預けることもできます。(有料)
整理番号の順に並んで、番号が呼ばれるのを待ちます。
自分の番号が呼ばれたら、チケットとドリンク代を受付の人に渡して、ドリンクのチケットと引き換えます。
わたしは大体ドリンクのチケットは取っておいて、終演後に引き換えて飲むことが多いです。ワンマンライブ(田中聖のみの出演)ではない場合は、他のアーティストさんの出番との間に時間があったりするので、そのときに飲むこともできます。
ライブハウスの中に入ったら、自分の好きなところで開演時間を待ちます。
一緒になって騒ぎたい人は前の方へ、まだ慣れないので少し見ていたいなという人は、壁側や後ろの方へ行くといいです。
座席がないので、楽しみ方は本当に人それぞれ、自由です!
また、スピーカーの近くはダイレクトに音が耳に伝わるため、終演後耳鳴りがしたり、耳が痛くなったりなどする恐れもありますので、そういうの弱い人は立ち位置に注意です!
ライブが始まったらあとは楽しむだけです。怖がることは何もないよ〜!団扇とペンライトの代わりに、己の拳を突き上げてください。胸から上の高さに上げて大丈夫です!!!
あとは、ヘドバン、モッシュなど…他にも楽しみ方はありますが、皆が皆必ずやらなければいけないわけではないです。ただ、慣れてきたら聖くんの声に身を任せ、ぜひぜひ参加していただきたいなと思います。気になる方は調べてみてね。楽しいよ。
ヘドバンの種類と名前は?やり方のコツやむちうちの治し方は? | 情報チャンネル
【フェス初心者のための】モッシュやモッシュピットの意味って?
グッズ
聖くんのグッズは皆さんご存知の通り、色なし 白黒ばかり…シンプルなので普段使いもできます。洗濯をしても色落ちしません。どこかで聞いたことあるな。
Tシャツ
ラババン
Tシャツはビッグシルエットでワンピース風にも出来るし、サイドにポケットがついてるのでスマホ入れたりもできるよ〜♡
パーカーもあります。もちろん黒。
オンラインストアもありますよ。ぜひ!
ツアー日程
最後にツアー日程をお知らせしておきます。
他にもさまざまなライブ、イベントに出演していますので、ツアーがどうしても都合つかない方はそちらも覗いてみてください!
それでは、楽しい田中聖ライフを!
追伸
このブログを書いているひとは、海外移住につき当分聖くんの現場に行けなくなってしまいました…そのため、皆様のレポをとても楽しみにしております。もし、聖くんのライブに行ったら、一言でもいいので感想を呟いてもらえたら嬉しいです〜。あなたのレポが世界を救う!
深夜のひとりごと
今年も一年が終わろうとしている。
わたしがブログを書かずにいた間に、聖の身にまた試練が降りかかった。今度は、大麻所持による逮捕。脱退、解雇ときて、そう来るか…。もはや現役時代に色々ありすぎて、「警察のお世話にならなければ良い」と昔から言っていたが、ついに警察のお世話になってしまった。もうステージに立つ自担の姿は見れないのかもしれないーと初めて思った。あの時(2013年契約解除時)は、きっと帰って来ると心のどこかで思っていたから。
捜査の結果は、証拠不十分による不起訴。本人が最後まで「大麻は自分の物ではありません」と言ったんだから、それを信じようと思った。聖担の心臓には毛が生えているので、多分逮捕で降りた人は少ないのではなかろうか。むしろ、報道で聖やINKTの活動を見て好きになったという逮捕出の貴重なファンも見かけた。どうなってるんだ聖担…。それでも、聖の第二の居場所だったINKTは、惜しくも解散へ。もっと上へ行けたはずなのに、これからだったのに、と言っても仕方ないことなんだろうけど、今でも嘆いてしまう。これは憶測にすぎないが、きっと他のメンバーは続けようと言ってくれたのだろうが、他の誰でもなく聖自身がそれを許さなかったのだろうと思う…。公の場に出て来るまで、約半年。本当に長かった。KAT-TUNも充電中、自担も逮捕され、INKTは解散し、2017年下半期は何していたかあまり覚えていない…。
2017年12月31日、聖が公の場に帰ってくるとともに、KAT-TUNが充電期間を終了を発表し、活動を再開した。
ようやく何かとの戦いが終わった、と思った。彼らは何かからKAT-TUNを守りきったのだ。
10ksの最後の挨拶で、たっちゃんが、そしてかめが、「一緒に戦ってください」と言った。戦ってくださいって、いったい何と…?「この充電期間が、KAT-TUNを守るために必要な時間だったと思えるように」KAT-TUNを守るために…。わたしはその言葉が、心のどこかにずっと引っかかっていた。
少し話が戻る。
2016年3月31日、田口はKAT-TUNを脱退した。KAT-TUNからメンバーが抜けるのを見るのはこれで3回目。「2度あることは3度ある」「カツンのピンチは3年周期」そんな言葉が本当になってしまった。言霊はこわい。
1回目、2回目と大きく違ったのは、発表から脱退までおよそ4ヶ月の時間があったことかなと思う。脱退までの経緯(細かい部分は語られなかったけど)とか、脱退に対する想いが、雑誌や番組などで語られた。特にMyojoの1万字企画はすごく突っ込んだところまで話してくれていたような気がする。脱退の話を聞いたのは夏頃とか、半年間説得したとか、そういう細かい話まで書かれていた。
だからといって、納得できたわけではない。だって既に10周年に向けて走り出している4人を、田口を、見ていたからだ。
赤西が辞めるとき、聖が辞めるとき、どうしてこういう結果になったのか、脱退や解雇が決まるまでにどういう経緯があったのか、全て説明されることはなかった。テレビ、ラジオ、公式ブログ、新聞、週刊誌など、様々な場で本人やメンバーがコメントを出したが、どれも表面上の理由で、すっきりしない気持ちのまま時は流れていった。今回の約4ヶ月の猶予は、まるでその時の罪を贖うかのようだった。
初めてメンバーの脱退を経験したのは今から8年前だった。
2010年
この年は赤西の初主演映画「BANDAGE」に始まり、それに先駆け、主題歌のシングルやアルバムも発売された。オリコンチャート1位を記録し、好調なスタートだった。にも関わらず、ファンの間には不穏な空気が漂っていた。これが1月頃の話である。
ちょっと変な感じになり始めたのはちょうどその前の年ーー2009年の後半頃からだったと思う。アンコールに出てこない事件(調べてもらえば詳細が出てくると思います)に始まり、番組に出ているときの態度が悪いとか、髪型が変とか、サングラス外せとか、KAT-TUNについてこんなマイナスな発言をしていただとか…。KAT-TUNのことが好きで集まっているはずのコミュニティでも、そんな風に赤西が叩かれているところをよく見るようになった。それにつれ、週刊誌にだんだん黒い話題が増えていった。「火のないところにも煙は立つ」「俺が発信するものを信じて」彼はそんなメッセージを歌詞に込めて、私たちに伝え続けたが、はたしてその声はファンの耳に届いていたのだろうか。
同じ頃、ジャニーズwebに「亀ちゃん大丈夫だよ。何年後どうなってるかわからないけど、お互い頑張ろうね。乗り越えて乗り越えて頑張って頑張って何年後かにまた笑ってしゃぶしゃぶ食おうね」なんていう意味深な聖からのメッセージ。来年のKAT-TUNの活動についての話し合いをしたとあった。そういえば前回のブログに書いた、聖から赤西に宛てた「お前がこの先この世界でやっていくかは分からないけど、いつか俺らのスタイルが受け入れられるといいな(意訳)」(同ブログ記事「聖のこと」参照)という英語のメッセージにも、何か深い意味が含まれていたのかもしれない。
2月には、日生劇場でソロライブ「Star Live 友&仁(You&Jin)」を公演。オーラスでは、「またすぐに会いましょう」と次の活動を示唆するような発言をしていた。
3月には、2007年から続いていた、KAT-TUNの冠番組「カートゥンKAT-TUN」が最終回を迎えた。KAT-TUN出演のCMも、立て続けに終了。なんとなく感じていた不穏な空気が、「え? これヤバイんじゃない?」とだんだん現実味を増してきた。掲示板などでもザワザワし始める。誰のせいだとか、誰が悪いとか、メンバーへの叩きは加速。
そしてその月の25日には、KAT-TUNライブツアーが発表される。しかし、赤西はアメリカでソロコンサートを行うため、不参加であることが分かる。KAT-TUNライブツアーの日程が先に決定していたが、そののち赤西のソロコンを見たUTBからのオファーがあり、社長とメンバー6人で話し合った結果、メンバーの「チャンスを逃すな」「機会があるなら逃すことはない、その間5人で頑張るので赤西も頑張れ」という後押しと、赤西本人の「やってみたい」という希望もあって、ソロコンを優先させることが決まった。とのことだった。なぜこの時期なのかということについては、「6月はアニメフェスタなどもあり、全米からプロモーターが一番集まる時期であるからと、招聘先から強く勧められ、苦渋の決断をした」とされている。少なくとも10月までアメリカで活動を行うとされ、しばらくは「2way」での活動になることが報じられた。「脱退か? 解散か?」と騒ぎたてるマスコミに対し、事務所側は、「脱退や解散はない。2010年もKAT-TUNでやっていく。グループや他のメンバーがアメリカに進出する先駆けとなってくれれば」と、強く否定した。公式ブログ「ジャニーズweb」では、各メンバーもエールを送った。アメリカ進出する赤西に対して田口は「嬉しい。同じグループのメンバーとして誇りに思う。たまには連絡して」と述べた。こういった事の運びを知らず、彼のことを“メンバーを裏切って、自分のやりたいことを貫き通した人”と誤解していた人は少なくないのではないか?そうなってしまったのには、この後の流れに大きな原因がある。
それから2日後、「Going!Sports&News」にて、番組イメージソング「Going!」が流れる。ジャニーズ事務所、こういう時だけ仕事が早い。
そして4月5日、KAT-TUNの新曲「Going!」が5月12日に発売となることが発表。ファンの問い合わせにより、赤西の声は入っていないということが明らかになる。
4月16日、ジャニーズnetに、KAT-TUNの動画が更新される。6人別撮りだが、お互いにコンサート、新曲を宣伝。赤西は自身のソロコンの宣伝をしたのち、「その間、KAT-TUNもコンサートを日本でやっているので皆さん応援に行ってあげてください。成長して帰ってこようかなと思ってますんで、みなさんまた応援してください。よろしくお願いします。」と5人にもエールを送った。
4月28日、KAT-TUN公開リハ。赤西の話題はなし。「THE D-MOTION」は赤西の作詞部分のみ変更。
5月1日、通常通り、赤西マニュアル更新。KAT-TUNのコンサートについても触れる。雑誌「POTATO」でも、「単独でアメリカにいくことでいろいろ心配してくれたファンも多いみたいなんだけど、あまり不安にならないで。今まで通り、噂とかじゃなく俺から発信される言葉を信じて応援してくれたらうれしいです!」「同じ時期にKAT-TUNは5人で全国ツアーをやります。今回はたまたまスケジュールの関係で別々の活動になってしまうけど、お互いに、自分の目の前の仕事を全力で頑張ります!それによって、この先俺らにとっていい未来が待ってると思います。」と同じようなコメント。
5月10日、赤西出国。報道陣から「KAT-TUNに戻るのか」と聞かれると、「先のことは分かりません」とコメント。一方で、「KAT-TUNを辞めるのか」と聞かれると、「辞めるつもりはないです。今後も応援してください。」と返した。
5月11日、KAT-TUNがミュージックアワーに出演。中居くんに「また赤西がいない」「5人でやるの?」とイジられるも、亀梨が「今日は」と、中丸もすかさず「今回は」と返した。
そして、5人でのシングル「Going!」が5月12日に発売。後からファンになった人はよく誤解しがちだか、この時まだ彼らは"6人のKAT-TUN"だった。
さらに5月17日、KAT-TUNのニューアルバム「NO MORE PAIИ」が6月16日に発売されることが決定。
それから1ヶ月後の6月19日・20日に赤西がロサンゼルスでソロライブを行い、見事成功。ライブ後の会見で、9・10月に全米ツアーを行うことを発表。全7か所を回ることが明らかになった。また、通常通りマニュアルも更新された。
7月3日、「KAT-TUNスタイル」にて、翌日誕生日の赤西に向けて田口が「赤西くんおめでとう」と一言。これはとても嬉しかった。
そして来たる7月16日、KAT-TUNが東京ドーム公演を行う。公演前、囲み会見が行われたが、放送されたのは翌日の朝。これをよく覚えていてほしい。
ちなみにわたし、この公演に入っていた。PV映像の赤西の映像は全てカット、MCでも赤西の名前が出ることはなかった。まるでなかった事にされているみたいな感覚で、とても不安な気持ちになる公演だった。5人は何も悪くないし、とても頑張っていたのだけど、その違和感が拭えない感じが最後まで気になった。2013年のカウコンを、2016年の10ksを思い出す。きっと彼らはあの時も、自分たちの口からちゃんと伝えたかったんだろうな。
そんなコンサートから帰宅、眠れずに迎えた17日深夜、「赤西仁 脱退」が報じられる。田中、田口の時のような公式発表はなかったが、翌朝になるとWSやスポーツ紙で大きく取り上げられ、世間的には脱退という形になった。
スポーツ紙の報道では、次のように書かれていた。(以下、引用)
「赤西を“独り立ち”させる-。米国での成功を夢見て単身修業中の若武者に対し、喜多川社長がついに断を下した。
喜多川社長は、『今は米国で成功させることしか考えていない。KAT-TUNを引きずっていてはファンにも申し訳ない』と語り、今秋の全米公演を見極めた上で、正式に脱退させる意向を示した。
続けて、『米国で失敗したらKAT-TUNに帰っておいでなんて甘いことを言ってはダメ。“かわいい子には旅をさせよ”ではないが、好きな道を思い切りやらさせるしかない』と述べた。退路を断ち夢に向かわせる親心だ。
赤西には、2006年10月に語学留学のためグループを離れてロスへ渡り、2007年4月にKAT-TUNに戻った過去がある。喜多川社長は『赤西が戻りたいと言っても、これで2回目。同じようなことはメンバーも世間(ファン)も許さないだろう』と、ファン感情も考慮の上で決断したようだ。
『いつまで赤西がKAT-TUNでいるか、どこかでけじめをつけなきゃいけない。秋の全米ツアーが終わったら、かな』と、赤西が今年9・10月に全米72所で行うソロ公演終了を区切りに、グループを正式に離れることを明かした。
『KAT-TUNの“KA”は亀梨の“か”。プロフィールなどから赤西も徐々に外していく』と、秋を待たずに段階的に脱退は始まるもようだ。」
この時ばかりは、ヒロム(ジャニーさん)を恨んだ。『メンバーも世間(ファン)も許さない』とは?許さないと、いつ、誰が言ったのか?赤西へのマイナス感情が募るファンのアンチ発言、赤西のファンを追い出そうとするファンコミュニティの雰囲気がこんな結末を招いたのか?報道を見て、ファンの無力さ、事務所の独断に、やり切れない気持ちになった。
さらに、メンバーのコメントとして、次のようなコメントが連日報道された。(以下、引用)
「亀梨は『今、日本にいるんですか?連絡は取っていない。でも、赤西の公演が無事成功したと聞いているし、今見てもらえる状況がすべて。俺たちも頑張らないと。応援したい。やりたいことがあるというのに無理してKAT-TUNを、というわけにもいかないし、止めることはできない』と話すにとどめた。5人のグループについては『2度目なのでダメージは薄いですよ』と冷静。田中は『噂が先行してるけど、解散とかはまずないので安心して。KAT-TUNを大きくするのが使命だし、夢でもあるので』と、5人での再出発に力を込めた。」(原文ママ)
ここで、なぜメンバーのコメントが、あたかも脱退に対してのコメントのように使われたのか。これは、16日の公演前の囲み会見で、2wayについてメンバーが答えたコメントだ。
この報道の仕方が一番問題だったと思う。メンバーがこう言っていると思わせることで、赤西アンチにも拍車をかけたし、このコメントを見て傷ついた赤西担、そして亀梨担、聖担も結構いるのではないだろうか。大事なメンバーが1人抜けるのに、自担に「ダメージは薄い」とか言われて喜ぶファンがいるのだろうか。
メンバーがこのコメントをした時、脱退報道はまだ出ていなかった。メンバーは「脱退」についてではなく、「2way」についてコメントしていると考え、もう一度報道を見返してみると良い。いやにメンバーが冷静なのもそのため。それをうまく切り貼りして、脱退報道後の会見のように報道してしまったことが、色々な誤解を生んでしまった気がする。情報操作だとか、陰謀論みたいであまり言いたくないけど、完全にメディアにしてやられた…と思っている。わたしは根に持っています。うらみ・ます。
そして、7月20日、赤西のマニュアルが更新され、脱退について触れた。メンバーが嫌いになって辞めるわけでもなく、迷惑をかけて申し訳ないと思っていること。感謝しているということ。日本でも活動していくということが語られた。
7月22日、ジャニー喜多川から赤西への言及が報道される。秋以降の最終判断を待たずにソロ活動について正式発表したことについては「なるべく早い方がいいと考えてのこと」と説明。
8月31日、KAT-TUN公式サイトのプロフィールから赤西の名前が消え、赤西単体の公式サイトが開設された。これで、赤西は完全にKAT-TUNを"脱退"したという形になった。
聖と田口の解雇については、以前書いた通りだけど、こうして赤西の脱退劇を見返してみると、KAT-TUNが6人でいることがどうして許されなかったのかとつい考えてしまう。彼らはずっと戦い続けていた。充電期間中も。彼らの敵とは何なのか? 誰なのか?
2018年の今、KAT-TUNも、赤西も、田口も、聖も、ステージの上に立ち続けていてくれるから、わたしたちはまだ夢を見れる。どの道も素敵だ。ようやく、この道も良かったと思えるようになった。この6人の道がどんなに分岐しようと、彼らのことはいつまでも信じているし、いつまでも好きでいられる。
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ここまでの流れをずっと下書きに残していたんだけど、ROTを見てちょっと感傷的な気持ちになってしまったのと、ここ最近のJr.のあれこれを見て、やっぱりこれまだ時効じゃないのでは……? と思ったので、これを機にひっそり公開してみた。
来年こそは、この事務所に良い風が吹きますように〜。
2018.12.25
ジャニヲタでも大丈夫、ライブハウスに行こう!
2年前、自担が突然バンドのボーカルになった。
INKTのライブに行ってみたい、今の田中聖を見たい、という気持ちはあるけれど、正直ライブハウスというものが未知すぎてちょっと怖い、一人で行くのは抵抗がある、という方も少なくないのではないでしょうか。大丈夫、わたしも最初はそうでした。
とにかく、チケットを取ったけど、整理番号ってなに?どんな服で行けばいいの?持ち物は?まずそこから。
ということで、同じような方々へ少し参考になればいいなと思い、この記事を書きました。
まず、わたしが初めてINKTのライブに行こうと思ったとき、参考にしたページをいくつか貼ってみます。
「ライブハウス 初めて」「スタンディング マナー」とか検索すれば分かりやすいサイトやページがわんさか出てきます。まず読んでみてください。
個人的にまとめると、
★チケット
INKTはほとんどCNプレイガイドで取っています。FC会員先行予約をする際もCNプレイガイドで案内となります。その他チケットぴあ、ローソンチケットなど各媒体でも取り扱っています。
申し込みの優先順としては、
①オフィシャルFC会員先行予約
②ファミリーマート先行予約
③オフィシャルHP先行予約
④イベンター、各媒体先行予約
⑤各媒体での一般発売
となります。
また、INKTのワンマンツアーではどの公演も当日券を数枚用意しているようなのでライブハウスに直接問い合わせ&当日会場で購入することも出来ます。
詳しい会場コードなどはこちら。
→『INKT LIVE HOUSE TOUR 2016』OFFICIAL HP先行開始!! | INKT OFFICIAL WEB SITE
★持ち物
トートバッグなどの大きい荷物と、ショルダーバッグなどの小さい荷物の2つに分けていきます。大きい荷物は会場内には持ち込まないもの、小さい荷物は会場内に持ち込むもの(チケット・ドリンク代・スマホ・ロッカーのカギ・ファンレターなど)を入れます。足元に荷物を置くことは出来ません。身につけて飛び跳ねても邪魔にならないバッグがオススメです!(以前フォロワーさんに教えて頂いた「スパイベルト」→spibelt(スパイベルト)は、好きなスポーツと一緒に楽しくスタイリッシュに!など)
★服装・髪型
わたしは大体Tシャツにロングスカート、またはデニムです。グッズでTシャツを買った場合は、開場前に上だけ着替えて入場。このへんは特にジャニヲタと変わらないです。身長でかいから、靴はほぼスニーカー。冬はブーツだったりもするけど、ヒールが尖ってないものを選びます。踏んでも踏まれても痛くないものがいいです。あと、自分はショートなので髪型で悩んだことはないのですが、高い位置でポニーテールにしてる人!後ろの人の顔に尻尾が当たってブヘッってなるのでやめてください。
★グッズ
INKTのグッズは大体、
・Tシャツ
・マフラータオル
・リストバンド
・CD
が定番です。
マフラータオルは、ほとんど首にかけておいたり、ショルダーバッグのストラップ部分に結んでおいて、汗かいたら拭くぐらいですが、曲によってはタオルをまわしたり振ったりすることもあるので、ないと少し寂しいかもしれません。ジャニヲタでいうペンラといったところでしょうか。
CDは、以前はCD購入者に抽選券を渡して、当選したらメンバーと握手写真が撮れるみたいなことをやってましたが、今回は購入者全員に握手券がついてきます!まだCD持ってないよって方は、せっかくなので良い機会かも?ぜひギターKeiくんの握手テクを堪能してください!
参考までに今回のグッズを貼っておきます。
とってもかわいいですよ〜!
ちなみに今回初めてのグッズ、アクリルキーホルダーはガチャガチャ形式になっています。1回500円。(500円玉のみ可能) 1人3回までです。もう一度並び直せば、何回でも回して良いことになっています。※数に限りがあります。
★いざ、ライブハウスへ!
今回のツアーは開場が16:30、開演が17:00とチケットに記載されています。
大体1時間前にグッズ先行販売がありますので、15:00頃からライブハウスの前に並んでOK。15:30〜グッズを買うことが出来ます。
わたしは大体それよりも少し前に着いて、会場近くのロッカーや会場周りの飲食店を物色してます。
グッズを買うことができたら、使うグッズは身につけ(Tシャツに着替えるなり、首にタオルをかけるなり…)、持ち物は小さいバッグなど一つにまとめます。上記にも書いた通り、チケット、ドリンク代(大体500円)、スマホ、ファンレターなど。余計なものは全部大きい荷物に入れちゃいます。
大きい荷物は、ロッカーかクロークに預けます。ロッカーは会場についてる場合が多いですが、ついてない場合は会場近くや駅のロッカーへ。クロークは会場が行っている場合は利用します。大体500円くらいで大きなビニール袋1枚。その中に大きい荷物を入れて、会場に預けます。
荷物を預けたら、会場の外で整理番号順に並びます。開場の時間になったら、整理番号が早い番号から呼ばれていくので、自分の番号が呼ばれたら中に入ります。
チケットもぎりのときに、ドリンク代(500円)を払います。ドリンクの引換券をもらえるので、なくさないように!わたしはライブ終わりに引き換えて飲むことが多いです。
INKTのステージでの立ち位置は、下手にmACKAz(ベース)、真ん中にKOKI(ボーカル)、上手にKei(ギター)、奥にSASSY(ドラム)です。会場の中に入ったら、とりあえずお目当ての子がいるあたりに並んで立っておきます。わたしは自担を見ながらKeiくんも見たいので、いつも真ん中やや右に陣取ります。
★予習しておきたい!
大体聖が分かりやすく親切に煽ってくれるので、曲を知らなくても楽しめると思うのですが、ライブではいつもこれやるよーっていう曲がいくつかあるのでリストアップしておきます。特に聴いておいてほしいものには◎をつけてます。でも完全に個人的主観。
1stアルバム「INKT」より
・Trigger◎
・Fight for freedom
・A Whole New World
・FTW◎
・45'
2ndアルバム「サイサリス」より
・サイサリス◎
・The Gift◎
3rdアルバム「Life's Color」は6曲全部披露してくれるので、聴いておいて損はないかも。とりあえずカツン担的な主観で聴いておいて頂きたいのは、
・Let me hold you
・東京
・Letter◎
ですかねえ。Let me hold youはみなさん大好きなストーカー曲。東京は離れ離れになってしまった人たちへ、Letterは青春時代の親友たちへ向けて書いた曲だそうです。是非に!
曲中のC&Rや、INKTのメンバー紹介などについてはまた別で記事書きますね。知らなくても全然楽しいと思うんだけど、知っておくとさらに楽しめるかと。
以上、こんな記事でも参考になれば嬉しいです〜!
去年人生で初めてライブハウスを経験したジャニヲタによるブログでした。
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以下、ツアーの日程です。(高知、神戸、横浜、埼玉公演は公演終了済み。大阪は予定枚数終了。)
チケット代は前売 ¥5,000(消費税込み/ドリンク代別)、当日 ¥5,500(消費税込み/ドリンク代別)全公演共通です。※オールスタンディング。小学生以上有料/未就学児童無料
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスでチケット販売中!当日券、予約券のお問い合わせは各会場へ。
詳しくは→『INKT LIVE HOUSE TOUR 2016』OFFICIAL HP先行開始!! | INKT OFFICIAL WEB SITE
★追記
12月24日(土) 千葉・柏パルーザにて追加公演が決定しました!ただいまFC限定先行申込受付中。