PRODUCE 101 JAPANで渡辺 龍星くんを見つけた話
タイトルの通りである。
最近私の怒涛のツイートをご覧になっている方は分かると思うが、今回のブログはPRODUCE 101 JAPAN、通称"日プ"*1の話だ。
1pick*2だった渡辺龍星くんが脱落して、私のプデュ*3がとりあえず一区切りついたので、その記録としてブログを書こうと思う。
PRODUCE 101 JAPANは、一言で言えばアイドルグループのオーディション番組。
PRODUCE 101 JAPAN OFFICIAL SITE
元々は韓国で話題になったPRODUCE 101という番組が大元で、その人気故に既に何度もシリーズ化されている。101人の練習生の中から国民投票で残った11人が最終的にグループとしてデビューするという視聴者参加型の番組である。既に有名なグループが何組もデビューしていて、昨年はPRODUCE 48 というガールズグループのオーディションに宮脇咲良など日本でも有名なアイドルが多数出演、無事にデビューして話題になった。
その番組が今回、満を持して日本でも放送されるということで、放送前からツイッターのオタクは大騒ぎだった。
かくいう私も今年の初めまでB.A.Pという韓国のボーイズグループを追っていて、韓国のアイドル情報はちゃんと耳に入ってきていたので、プデュの存在は知っていた。が、国民でないと投票できないというシステム、また言語の壁など様々な理由から本腰を入れてプデュを見たことがなく、国民プロデューサー*4となるのは今回が初めての私。「ようやく国プ*5になれる!」と小躍りしていた。
ただ、韓国の練習生は事務所に所属している練習生が候補生なのに対し、日本は事務所に所属していなくても応募可、とのことで、ダンスや歌のレッスンを一度も受けたことがない人でも参加できるというのが波紋を呼んでいた。
私も韓国の練習生といえばレッスン室に缶詰めになって、軍隊さながらの練習をしているイメージなので、“本国と比べられないのか?”とか“クオリティは大丈夫なのか?”とか、最初は思っていたが、練習生お披露目の『ツカメ』*6を踊るセンター、川尻蓮くんを見て驚いた。
誰、この子?!
ダンスはとにかく上手い。上手いだけではなく余裕があって、表情管理*7もしっかりしているし、素人目に見てもめちゃくちゃ技術が高いのが分かる。一見YG*8系のルックスなのに、喋ると声が高くて穏やかで可愛い…
決めた、私、日プ見る!(単純)
こうして私の1pick探しが幕を開けた。
--ここで、川尻蓮くんを素直に1pickに選ばないのが私の悪いクセである。どうしてこうも王道を走りたがらないのか。
とにかく1pickにするなら、私の好きな顔で、ダンスの実力のある子がいいな〜(私利私欲に満ち溢れたオタク)と思い、公式サイトで練習生プロフィールを一通り見ることにした。
最初はプロフィールを見て、気になった子の推しカメラ*9をYouTubeで見るという作業をしていたが、顔が良い、だけどダンスが踊れていない…という子が多くて、そりゃ、レッスンにも通ったことがない一般人の子もいるんだもんね…と思ったけど、ジャニーズ市場とKドル市場で目が肥えに肥えた私は既にここで挫折しそうになっていた。なぜなら『ツカメ』は一曲4:08となかなか長い。顔は二の次だ。ダンスが上手くなければ、この長い動画をまともに最後まで見ていられない!
よし、もういっそのことツカメ推しカメラを99人分上から順番に見ていこう。と思って、開いた画面の一番上にいたのが、
名前順も身長順も一番最後*10
渡辺 龍星 練習生だったのである。
学ラン*11の裾を翻し、時にはワイシャツの裾が舞い上がって腹筋がチラリと見えてしまうほど、パワフルに踊る男の子。
身体は大きいのに、その重たさを一切感じさせず、キレッキレのダンスに目が離せなくなった。
動画が終わるか終わらないか、ギリギリの一瞬にねじ込んできたセクシーなウインク。
気がついたら動画は終わっていた。
え?めちゃくちゃレベル高。
とりあえず私は龍星くんの名前をメモして、次の動画へ。
ダンスの実力がある子、顔がとにかく可愛い子、目に留まる子は何人かいるものの、私は思った。
…なんだかんだで最初に見た子が、一番タイプじゃなかったか?!
この瞬間、渡辺 龍星くんが、無事に私の1pickとなった。
この記事を読んでくれた方に、渡辺龍星くんの魅力を改めて伝えておきたいので、彼の簡単なプロフィールを載せておく。
渡辺 龍星(わたなべ りゅうせい)
生年月日:1997年8月15日
年齢:22歳(2019年現在)
血液型:A型
身長:184cm
体重:79kg
趣味:スノーボード、野球、水泳、ファッション、人間観察
特技:野球、水泳、ダンス、バク転、バク宙
経歴、出演作品:
EXPG 大宮校 出身
2017年 Mr.JAPAN 東京代表
United Journey 2018 ダンサー
第2回 ASEAN音楽祭
オールナイトニッポン主催 山フェス ダンサー
2018年 THE MUSIC DAY EXILE ダンサー
スター育成ガチンコドキュメンタリー「ガチだん!」(テレビ東京系列)
また、マクドナルド、ペット保険のCMや、アーティストiriのMVにも出演
過去の活動や推しカメラのダンスを見ても分かる通り、彼はかなりの実力者。
色んなジャンルのダンスを踊りこなしていて、演技のお仕事も出来る。
顔はキリッとした目と立派な鼻筋、セクシーな唇、身長も高くてコワモテな雰囲気だけど、EXOのカイくんにも似ているとまことしやかに噂された色気を持っていて、笑顔は可愛い!
放送中の感想はツイートでも散々垂れ流してきたので割愛するが、龍星くんのコワモテな見た目に反したセクシーなダンスや、他の練習生に菩薩かと思うほどの優しさを持って接する姿にとても魅了された数ヶ月間だった。
イベントで自己紹介と指ハートの愛嬌を披露。
ポジション評価では苦手な歌に挑戦。
レベル分け評価ではしなやかに踊る姿も見せた。
チームが負けて、自分の順位も伸びず、この時一度だけ国プに涙を見せた。
全編を通して彼が成長した部分は、歌。とにかく歌。
YouTubeで過去の動画はいくつか見ていた。ガチだん!という他のオーディション番組でダンスをめちゃくちゃ褒められていたのに、歌が致命的で指摘されていたが、その時と比べたら別人かと思うほど声が出るようになっている。
そういえばガチだん!では、チームがじゃんけんで負けて脱落するという運の悪さを持っていたが、今回も例外ではなかった。
彼の得意分野はダンス(特にヒップホップ、クランプ)とラップ、のはずだったのだが。
初めてのポジションバトルでは、曲を決める順番がくじ引きで行われたが、ほとんど最後まで名前を呼ばれず、呼ばれた時には既にボーカル曲しか残っていなかったという状況。
ボーカルチームなのが受け入れられず、休憩時間にダンスチームの練習室に忍び込んで踊り出したこともあったね…。
歌専門のトレーナーである菅井ちゃんには、「(歌ではなくダンスがやりたいというのが)全て顔に出てる」と言われ、「面白い」と気に入られてしまった。ありがとう菅井ちゃん。
「ダンスが出来て、歌も出来たら、最高のアイドル」そんな言葉をかけてもらって心を改めた龍星くん、ここで初めて分量*12がもらえた。
そして、Lemon2組が披露したLemon、なんと曲中に龍星くんのコンテンポラリーダンスが組み込まれていた。ボーカルチームなのにダンスを取り入れるという、そんなのアリなのか?いや、むしろ他メンバーにとっては不利になるかもしれない、Lemon2組の懐の深さが垣間見えた演出。
チーム内の順位は高くなかったが、歌詞を体現するかのようなダンスで、龍星くんはここで少し注目を集めた。
そして、次のグループ評価では、グループ内でリーダー兼センターを務めた。
選曲は、またしても運のツキが回って来ず、やりたかったEXOの曲ではなく、AAAのWake Up!というキーの上下が難しい曲で、素人目に見ても歌って踊るのはかなり大変な内容だったと思う。それでもようやく龍星くんが待ち焦がれたダンス。思い切り踊れる。どれだけ嬉しかったことだろう。
ダンスの振りつけも構成も龍星くんが担当した。よく考えられていて見ていてとても楽しいステージだったよ。
練習中はラップのパート決めで色々あり、リーダーらしくメンバーの士気を上げることを考えて自分が既に勝ち取っていたラップパートを譲った龍星くん。
放送後は、「譲ってしまうなんて、本当にやりたかったのか?」「生き残る為には、もっと貪欲になるべきなのでは?(譲るべきではなかったのでは)」なんて意見も見られたけど、彼は本当にラップパートをやりたかっただろうし、簡単に譲ったわけではないのだ、と(何も知らない私が主張するのもおこがましいけど)主張したい。
放送前の1分間PRでも自作のラップを披露していた。ダンスの得意ジャンルはヒップホップとクランプ。ラップパートを希望して当然だった。
それでも自分がラップパートを希望することで、メンバーの士気が下がってしまうなら、自分が譲ることで、メンバーの士気が上がってグループとしての雰囲気が良くなるのならば…
きっと色々と考えたと思う。憶測に過ぎないけど。もし譲らずに自分がラップをしていたら、「ラップ上手いじゃん!」と注目され票数が伸びる………なんてこともあり得なくはない。新しい一面を国プに見せられるチャンスかもしれない。それでも龍星くんは譲ることを決めたのだ。グループの雰囲気を第一にしたのだ。このサバイバル番組で。
歌う前、歌い終えた時の表情と、グループのメンバーが皆楽しそうにしている姿を見て、龍星くんの判断が間違っていたとは誰にも言わせまいと思った。
Wake Up!の放送後、手に取るように分かるほど、龍星くんに関するツイートが増えた。前回Lemonのときもツイートの伸びを感じたけど、今回は本当に数字としても明確だった。マイスタのフォローも急激に伸びた。龍星くんの実力と、人柄が、ようやく国プに見つかった……のだが、この放送は後編(ちなみにLemonも後半組だった)で、投票締め切りまで時間がわずかしかなかった。これが最後の投票になったね。
次の順位発表で、龍星くんの名前は呼ばれなかった。最後の一人の発表まで諦めていなかった。きっと呼ばれる、と思っていた。それでも呼ばれなかった…………ここで私の日プは幕を閉じた、と思った。まだ頑張っている練習生がいるというのは十二分に承知しているけど、けど、1pickの脱落というのはこんなにも辛いのね。
毎日投票して、動画を上げて、少しでも龍星くんの1票に貢献したかった。悔しかった。力不足でごめんね。「ツイートを見て投票しました!」と一人でも多くの人が声をかけてくれるのが本当に嬉しかった。クンチキタに選ばれて、ようやく龍星くんの輝く場所に連れて行ってあげられたと思った。
得意なジャンルが踊れることになって、嬉しそうな顔。
あなたのクンチキタが見たかったよ〜。
そして、順位発表の放送後に、龍星くん本人からツイートがあった。
渡辺龍星です!
— 渡辺龍星(Watanabe Ryusei) (@ryusei_970815) 2019年11月14日
Twitter新しくしました。
応援してくれた皆様ありがとうございました!
僕の思いを簡単ですが綴ったので見ていただけたら嬉しいです
インスタにも載せたので是非拝見してみて下さい🐲⭐️
渡辺龍星より#渡辺龍星#応援してくださった全ての方へありがとうございます pic.twitter.com/5TYDUcHvVu
悔しさが、より際立った。こんな風に思わせてしまって本当に悔しかった。あなたが脱落してしまったのは、他の練習生より劣っていたからでも、魅力がなかったからでもない。そして、実力がなかったからでもない。歌の技術も伸びたし、ダンスなんて才能の塊じゃないか!むしろ、秀でている!誰よりも!
この番組を通して龍星くんが少しでも自信を失ってしまったのならすごく悲しい。私にとっては全ての練習生の中で、一番魅力的だったし、実力も才能もあるように思えた。
今はまだ切り替えられないかもしれないけれど、この番組は龍星くんにとってたくさんの人に見つけてもらうための場所で、これから先もっと素敵なステージに立つためのステップだったと前向きに思ってもらえるようになったら、龍星くんを応援している一人のオタクとしてオタク冥利に尽きる。
少なくとも私は、この番組であなたを見つけられて本当に良かったのだ。すごく私情を挟むけど、慣れない生活の中で、孤独を感じるときにも、あなたを応援することで久しぶりにオタクをする楽しさを思い出して、誰かを自分の「推し」にすることってこんなに幸せだったと感じることが出来た。
そして私は、あなたのファンが私だけじゃないことも知っている。龍星くんを1pickにしている人が、誰よりも応援している人が、たくさんいるよ。ビューラーでプチバズりしていたことを知っているくらいだから、そんなのもう十分というほどに知っていると思うけど。
とにかく、渡辺龍星くんを1pickに選び、日プという番組を見ていたこの数ヶ月間。本当に楽しかったです。
この番組はまだあと一週間続くのだし、そしてこの番組から生まれたグループはこれからも活動を続けることになるけれど、11人に残らなかったあとの90人にも花道だけを歩いてほしい!
書いているうちに何が何だか分からなくなってしまったけど、多分日プを見ていた自分の記録を残したかったという以上に、このブログを他の誰にでもない、龍星くんに見てほしかったのだと思う。あなたは誰にも劣っていないと、伝えたかったのだと思う。
どんな夢を目指しているのかは龍星くんしか知らないけど、その夢はきっと叶います。これからも頑張ってね。そして、私にとってあなたは最高のアイドルだよ!
*1:日本のPRODUCE 101を略した通称
*2:1推し、担当のこと
*3:PRODUCE 101を略した通称
*4:国民が投票により練習生をプロデュースしていくコンセプトの番組なので、投票権を持った視聴者はこう呼ばれる
*5:国民プロデューサーの略
*6:今回の日プのテーマソングとなる曲。毎シリーズ、練習生が全員でテーマソングを踊る圧巻のオープニングが話題
*7:踊っているとき、笑顔、悲しい表情、力強い表情など、曲調や歌詞に合わせて表情をコントロールすること
*8:BIGBANGなど少しコワモテのルックスの子たちが所属している事務所
*9:推しだけを映したカメラ。ジャニーズでいうマルチアングル
*10:自己紹介で龍星くんが言ったフレーズ。名前は「わ」から始まり、身長は184cmのため、名前順に並んでも身長順に並んでも、いつも最後になるとのこと。不憫だけど、可愛いね…
*11:日プ衣装の制服はブレザー、学ラン、リボン、蝶ネクタイなど4種ある
*12:推しが放送中にどれくらい映るか、どれくらい取り上げてもらえるかを表す言葉